一般社団法人 加茂青年会議所
2025年度 理事長所信

2025年度理事長 丸山 玄太郎

加茂青年会議所は、加茂・田上地域における青年経済人の学び舎として、明るい豊かな社会の実現を目指し、この地域によりよい変化をもたらすために、運動を起こすことができる人財を輩出し続けてきました。これこそが、青年会議所が存在することの最大の価値であり、この地域が豊かで在り続けるために青年会議所の存在が必要であると私は考えます。しかし、会が存続するために欠かせない会員の数は長らく減少傾向にあり、ここ数年は20人に満たない状態が続いています。創立60周年記念式典にて、地域と先輩諸氏へ感謝をお伝えするとともに、今後も困難に立ち向かい挑戦し続けることをお約束した私たち現役会員は、この地域の未来をよりよくするために、この素晴らしい組織を存続させるべく行動を起こさなければいけません。


近年は、新型コロナウィルス感染症の世界的流行に端を発する劇的な社会変化のように、これまでの常識が通用しなくなるほどの変化が次々と起こり、数年先の状態を予測することが困難になっています。そのような時代においても、力強く生き残る組織に共通することは、環境に応じて変化し続けられること、そして、社会に求められる存在であることだと私は考えます。加茂青年会議所が会員のみならず地域の青年経済人にとっても魅力的な会で在り続けるために、我々はこの組織の変えてはならない価値を再認識したうえで、現在の環境や会の状況において持続性を有し、かつ、生産性を最大化できる組織の姿を求め、組織改革を実行します。
1990年代から課題とされてきた少子高齢化は着実に進み続け、年齢分布の歪みによる行政サービスやインフラ維持の問題がこの地域においても現実のものとなりつつあります。青少年育成の環境においては、小・中学校の統廃合や部活の地域移行という大きな変化が訪れようとしており、その過渡期において、こどもたちが不安なく健やかに成長できるのか、心配は尽きません。このような時こそ、我々は地域の課題とその当事者と真摯に向き合い調査研究した末に導き出される事業を実施し、青年会議所だからこそできる運動を起こしましょう。
私は2020年の入会以来、青年会議所に身を置き活動するなかで、その活動一つひとつが新たな成長の機会となり、私を地域の未来を想い、行動できる人間に育てていただきました。私は青年経済人を磨き育てることができる加茂青年会議所こそが、この地域の未来を明るく豊かにするために必要な存在だと信じております。この先いかなる社会の変化が起きようとも、加茂青年会議所がこの地域で求められ、力強く存続する起点となるべく、2025年度の理事長として会の最前に立ち行動することを誓い、理事長の所信とさせていただきます。


会員と地域の青年経済人にとって
魅力ある会で在り続けるために
議論を行い理想の組織の姿を求めましょう

加茂青年会議所は創立以来60年の歴史において、その時々の課題に対し、先輩諸氏が議論し組織の在り方を変えてきました。今、我々が直面している課題は、組織の存続です。この組織が置かれている状況を把握し、ただ存続するだけではなく、我々会員はもちろんのこと、地域の青年経済人にとって魅力ある組織として存続するために、我々が今なすべきことを議論する必要があります。
青年会議所の魅力とは、我々会員がJCIクリードやJCIミッションに表される信念や理念のもとに青年会議所運動を行うことで、JC三信条による成長の機会を得られることにあると私は考えます。まずは、この魅力を変えてはならない組織の価値としてメンバーの共通認識とし、その上で、組織の在り方やルール、運営方法について前例にとらわれずに議論を交わし、加茂青年会議所のあるべき理想の姿を求め、組織改革を実行しましょう。
組織改革は今年度に限らず、常に議論されるべきものであります。今後の加茂青年会議所を担うメンバーが積極的に議論に関わり、以後も自らが起点となり議論を起こせるようになる必要があります。
この活動を通じて、組織の魅力を認識したメンバーは自信を持って候補者に青年会議所で活動することの魅力を伝えることができる状態になります。その結果、加茂青年会議所の多様な年齢、職業、人間性を持ったメンバーによって、今までよりも広い分野や地域の候補者に対して会員拡大運動をできるようになり、会の存続に欠かせない会員数を増やすことができると考えます。


この地域で起こる変化を前にして
起こりうることを先読みし
こども達の未来を明るくする運動を実施しましょう

 加 茂 J C の 組 織 運 営 に お い て 理 事 の 存 在 は 必 要 不 可 欠 で す 。 ま た 、開 催 す る 事 業 の 多 く は 理 事 に よ っ て 議 案 が 上 程 さ れ 、 議 論 を 通 じ て意 思 決 定 を 行 い ま す 。近 年 、J C 活 動 の 経 験 が 浅 い メ ン バ ー の 増 加 によ り 理 事 の 担 い 手 不 足 が 生 じ て お り ま す 。 こ の 状 況 は 各 種 事 業 や 会の 維 持 運 営 に 影 響 を 与 え か ね ま せ ん 。 理 事 の 担 い 手 不 足 を 解 消 す るた め に 、J C 活 動 の 経 験 が 浅 い メ ン バ ー や 新 入 会 員 に 対 し J C 活 動 の一 歩 を 踏 み 出 す 委 員 会 へ の 参 加 を 促 す と と も に 加 茂 J C の 未 来 を 担う 理 事 候 補 者 の 育 成 を 行 う 必 要 が あ り ま す 。

 ま ず は 委 員 会 メ ン バ ー か ら 委 員 会 活 動 に 参 加 し て い た だ く こ と が重 要 で す 。 各 々 が 抱 え る 事 情 で 参 加 が 叶 わ な い 場 合 も あ り ま す が 委員 会 運 営 を 工 夫 し 参 加 を 促 し て い き ま し ょ う 。 理 事 候 補 者 の 育 成 には 役 割 を 担 っ て い た だ く こ と が 重 要 で す 。 役 割 を 担 う こ と で 責 任 を持 っ て や り 遂 げ る 意 識 が 芽 生 え ま す 。 や り 遂 げ た 後 の 達 成 感 は 何 にも 代 え が た い も の で あ り 、 自 分 自 身 の 成 長 に 繋 が り ま す 。 今 後 の 加茂 J C の 理 事 候 補 者 が 増 え る よ う J C 活 動 の 経 験 が 浅 い メ ン バ ー や 新入 会 員 を 中 心 と し た 組 織 を つ く り 、 育 成 の 成 果 と し て 事 業 を 開 催 しま し ょ う 。

 ま た 、 青 年 会 議 所 は 多 く の 出 会 い の 機 会 に 溢 れ て い ま す 。 先 輩 諸氏 や 地 域 の 方 々 、 県 内 各 地 会 員 会 議 所 メ ン バ ー と の 出 会 い は 自 ら の行 動 の 動 機 付 け と な り ま す 。 出 会 い の 輪 を 広 げ 、 一 期 一 会 を 大 切 にし 、 J C 活 動 へ の 意 識 を 高 め ま し ょ う 。


 

一般社団法人 加茂青年会議所
2025年度 基本計画

基本理念

今が その時

基本方針

1  加茂青年会議所が魅力ある組織として在り続けるために、議論を行い必要な組織改革を起こしましょう。


2  メンバー一人ひとりが組織の魅力を認識し、自信を持って会員拡大をできるようになりましょう。


3  地域の大きな変化を前に、こどもの未来が明るくなるための運動を実施しましょう。


4  他の青年会議所メンバーとの交流や、地域のイベントに積極的に参加し、学びの機会を得ましょう。


5  HP、SNS、メディアを活用し、加茂青年会議所の価値を発信しましょう。